まさかのプロアマ“キャンセル” 西郷真央はハプニングにも前向き「ラッキーでした」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前(14日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72) 【画像】渋野日向子「何か?」 前日の夜、西郷真央にツアーから思わぬ連絡が入った。午後2時から最終組でアウト9ホールをプレーするはずだったプロアマが、同組のゲストの都合で全てキャンセルになったとの報せだった。 珍しい事態に驚いたが、前の組との間隔を詰め過ぎないように気を付ければ、同じ時間帯を練習ラウンドのように回っていい許可が出たのはうれしい誤算でもあった様子。「(結果的に)結構ラッキーでした」と苦笑気味に言った。
ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでトップを走る西郷だが、初出場の今大会を前に「あまりリンクス系は得意ではないんです」と話す。最終日ベストスコアタイの「67」をマークした前年「AIG女子オープン(全英女子)」はリンクスではないウォルトンヒースでの開催だった。リンクスといえば、どうしても2022年の全英女子、ミュアフィールドで予選落ちした記憶がちらつく。
途中まで我慢しながら、徐々に入れてはいけないポットバンカーにつかまるなどミスが増え、スコアを落とした2年前。この日の練習ラウンドは大きなミスをしないための情報収集に注力。「(行っても)いいと思っていたところがあんまり良くなかった、とかはあった。きょう(ラウンド)できて良かった」と攻略に向けたアップデートを済ませた。
苦手意識を抱いたまま、セントアンドリュース オールドコースで行われる次週全英女子へ向かうわけにはいかない。「これでイヤなイメージを払拭できたら、来週も気持ちよくできると思う。今週が大事になってくる」。今季最後のメジャーにつながる4日間を目指す。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)