<センバツ・夢へ続け!>仙台育英 選手紹介/2 /宮城
◇憧れの先輩追って 浅野洸司二塁手(2年) 強打者ぞろいの育英打線でリードオフマンを担う。2015年の夏の甲子園で準優勝したOBの平沢大河内野手(現ロッテ)に憧れ、翌16年から平沢を出した七ケ浜リトルシニアでプレーした。 1年の夏、同級生が甲子園で活躍する姿に刺激を受けたが、2年の春に手首を故障して選考から漏れた。それでも「次こそは」と諦めず、新チームでレギュラーに定着。秋の公式戦では持ち前の俊足を発揮し、チーム最多の8盗塁を決めた。 ◇日々成長する4番 吉野蓮三塁手(2年) 勝負強さと、どんな球にも対応できる柔軟性を兼ね備えた4番打者。昨秋は東北大会決勝で満塁本塁打を放つなど4割3分3厘の高打率でチームの連覇に貢献した。それでも慢心せず、オフの冬場はスイングスピードを150キロ超に高めることを目標にしてバットを振り込んできた。 好きな言葉は栄光に近道なし。「センバツでも優勝し、そのままの勢いで春夏連覇を目指す」と話し、高い目標に向かって日々成長を続けている。 ◇得意の守備で躍動 渡辺旭遊撃手(2年) 昨秋は県大会直前に左太ももの肉離れで離脱したが、控え選手の活躍に奮起。準決勝から復帰して秋季大会通算4割3分8厘の高打率をマークした。 福島県いわき市出身。小学6年の時、プロ野球・楽天のジュニアチームのメンバーに選ばれた。これがきっかけで、東北の仲間と日本一を目指したいと思うようになった。 センバツでは得意の守備でも持ち味を発揮し、「チームを勢いづけるようなプレーをしたい」と意気込む。