いつでも仕事できるように、パソコンは常時「スリープモード」にしています。「電気代」はそれほどかかりませんよね?
現代のデジタル社会では、日常生活でパソコンを使う機会が増えていますが、その使用方法によって電力消費も変わってきます。パソコンをスリープモードにしておくことは便利ですが、その電気代がどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。 この記事では、パソコンを常にスリープモードに設定しておく場合の消費電力を解説し、実際にどれくらいの電気代がかかるのかを計算しています。さらに、スリープモードを使う以外でパソコンの電気代を節約する方法をご紹介しています。 テレワークなどでパソコンをよく使っていて、電気代が気になるという方はぜひ参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
デスクトップパソコンとノートパソコンの消費電力
デスクトップパソコン(ゲーミングPCは除外)の消費電力は、標準時~最大時で30ワット~90ワット、スリープモード時で4.0ワットが目安のようです。一方で、ノートパソコンの消費電力は、標準時~最大時で4.0ワット~100ワット、スリープモード時で1.2ワット~1.5ワットが目安となっています。 ほかにパソコンの周辺機器を使用する場合は、さらに消費電力がかかる可能性があります。パソコンなどの電子機器の消費電力は、商品や製造会社により異なるので、参考程度にしてください。
デスクトップパソコンとノートパソコンの電気代を比較
前述の消費電力を基に、デスクトップパソコンやノートパソコンを使ったときにかかる電気代を実際に計算していきましょう。 電気代を求めるための条件は、以下の通りとします。 ●デスクトップパソコン:30ワット(標準時)/4.0ワット(スリープモード時) ●ノートパソコン:4.0ワット(標準時)/1.2ワット(スリープモード時) ●1日あたりの使用時間:8時間(標準時)/16時間(スリープモード時) ●使用期間:1ヶ月間(30日) なお、電気代単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーと仮定します。電気代を求めるときは、以下の式にあてはめます。 ・消費電力量(ワット)÷1000×使用時間×電気単価(円/キロワットアワー) それぞれの電気代を表1にまとめました。 表1