「多くがカマダをオリーセの代役と見て、大きなプレッシャーとなっている」低調な鎌田大地、“過度な期待”に現地意見「プレミアへの適応に苦しんでいるのは明らか」
「彼自身が落胆させてきたことを分かっているだろう」
環境が変わって1年目から大きな結果を残すのは、決して容易なことではない。期待の大きさから、重圧も増している。それでも、待てば海路のひよりあり、となるだろうか。 【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! 日本代表の鎌田大地はこの夏、クリスタル・パレスに移籍した。采配を振るうのは、フランクフルト時代に薫陶を受けたオリバー・グラスナー監督。鎌田は自身を知り、評価する指揮官に誘われてプレミアリーグ挑戦を決めたと明かしている。 パレスが夏にマイケル・オリーセをバイエルンに放出したことで、鎌田はその代わりとなるインパクトを期待された。だが、プレミアリーグではここまで得点とアシストなし。前々節フルアム戦では一発退場となり、3試合の出場停止を科された。 チームが降格圏で苦しむほど低調とあり、鎌田に対する批判の声は少なくない。それでも、英公共放送『BBC』が紹介したあるライターは、我慢が大事だと述べている。 このライターは「日本代表がプレミアリーグへの適応に苦しんでいるのは明らかで、その理由を正確に特定するのは難しい」と、鎌田が期待された活躍を見せられないことに首をかしげた。 「グラスナーは強みを知る選手、彼がパレスでやりたいシステムを知る選手を連れてきた。だが、ここまではうまくいっていない。何度かゴールを決めはしたが、フルアム戦での退場によってさらに後退することになった。彼自身が誰よりも今季ここまで落胆させてきたことを分かっているだろう」 そのうえで、「パレスの問題は、馴染むのに時間を必要とする選手を抱えている余裕がないということだ。だが、彼には国、リーグ、南ロンドンに適応するための時間が必要だろう。鍵となるのは忍耐だ。ただ、我々にそれはあまりないが」と続けている。 「クラブとして直面している最大の問題は、オリーセほどの優れた選手の穴埋めをしようとしていることだ。多くがカマダを代役と見て、大きなプレッシャーとなり、彼に悪影響を与えた」 鎌田とグラスナー、そしてパレスは、この苦境を乗り越えられるのか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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