【陸上】110mH阿部竜希が13秒32の自己新!「来年の東京世界陸上とユニバに」/実業団学生対抗
◇秩父宮賜杯第64回実業団・学生対抗(7月20日/神奈川・レモンガススタジアム平塚) 実業団・学生対抗の優勝記録をチェック! 日本グランプリシリーズG2の実業団・学生対抗が行われ、GP男子110mハードルは阿部竜希(順大)が13秒32(+0.1)の自己新、学生歴代4位、日本歴代7位の好記録を叩き出して優勝した。 日本選手権を4位で終え、「悔しかったので気持ちも少し下がった」というが、「気持ちを切り替えて、練習の一貫として出場しました」。それが功を奏し、「先行されても力まずにリラックスして走れました」。中盤以降は持ち味の強さでトップに立ち、「ハードルもぶつけなかった」と腰の高いハードリングでライバルたちを抑えた。 それでも、「13秒3台は出るかなと思いましたが、まさかベストとは」と驚きの表情。有効期間外とはいえ、パリ五輪の参加標準記録(13秒27)にも0.05秒に迫る快走だった。 「今年はオリンピックに届きそうで届かなかったので、来年の東京世界選手権とワールドユニバーシティゲームズに出たい。泉谷(駿介)さん、(村竹)ラシッドさんと一緒に絶対に代表になれるように」と、順大の先輩であり13秒04の日本記録保持者2人を追いかけつつ、記録面でも「学生歴代記録の上位3つを順大にしたい」と意気込んでいた。 2位の横地大雅(Team SSP)が13秒33のシーズンベスト、3位の藤井亮汰(三重県スポーツ協会)も13秒39の自己新とハイレベルなレースとなった。
月陸編集部