動画コンテンツ制作自動化の最前線、ViviとAIツールが示す動画マーケティングの未来
高品質インフォグラフィックを生成できるAIツールも登場
対コンシューマ、対ビジネスに関わらず、インフォグラフィックもエンゲージメントを高められるコンテンツだ。このインフォグラフィックの作成を自動化する生成AIアプリケーションも登場している。 Piktochartは、AIを活用して、高品質のインフォグラフィック、ポスター、バナーなどを瞬時に生成するプラットフォーム。ブランドのトーンやスタイルに合わせて自動調整できるのが特徴だ。 通常インフォグラフィックスを作成するには、PhotoshopやIllustratorを学ぶ必要があり、そのトレーニング期間は数カ月を要する。一方、Piktochartでは、1時間ほどトレーニングすれば、誰でも高品質のインフォグラフィックを作成できるという。グラフィックデザインの経験は不要で、ドラッグ&ドロップ方式のエディタにより、インフォグラフィック、パンフレット、プレゼンテーションを数分で作成できる。 コンテンツはPNGやPDF形式でダウンロードし、社内でメール共有することが可能。プレゼンテーションはPPTファイルとしてダウンロードし、PowerPointなどのソフトウェアでオフライン発表することもできる。またCSVやExcelファイルなどのデータをPiktochartのグラフメーカーにコピー&ペースト/アップロードするだけで、簡単にデータビジュアライゼーションコンテンツを生成することも可能だ。 生成AIアプリケーションの登場により、ハードルが下がる動画マーケティング。エンゲージメント向上と業務効率化が同時に達成できることが認知されれば、生成AIを活用した動画マーケティングは一層拡大していくことになるだろう。
文:細谷元(Livit)