流産、がん治療も乗り越え続けた"まいにちまぜごはん" ステップマザーが育んだ1000の愛情レシピ
■流産、がん、抗がん剤治療 子育てに悩んでいた30代。久保さんは流産と、2度の異常妊娠、抗がん剤治療も経験しました。 お米料理研究家 久保千春さん: 「治療中でも『この治療が終わったらこの演奏会行こう』とか、小さな楽しいを積み重ねて生きてきたんです。だから料理と自分が好きなもの、好きなSNSを掛け合わせたら、嫌なものが楽しくなるんじゃないのかなって」 娘: 「きついなか、何も言わずにしてくれたのは、本当にすごいなって尊敬しますし、ご飯とかでは愛情を感じていたところかなと思います」 久保さん: 「…泣くって」 娘: 「だよね。だよなって思った」 ■面倒くさいを楽しむヒント 久保さんが新たに計画しているのは本の出版です。インフルエンサーの女性とタッグを組み、食やファッションなど様々な分野から「日常を楽しくするヒント」を提案したいと考えています。 お米料理研究家 久保千春さん: 「買い物面倒くさい、まとめ買いも面倒くさい、作るの面倒くさい…。その面倒くさいを、『こうしたらめっちゃ簡単で超楽しいよ』、やりたくないこと、やらされていることも『自分がやりたいからやってる』と思えるきっかけになってほしい」 ■苦難を乗り越えて見つけた"小さな幸せ" 様々な壁を乗り越えてきたからこそわかるささやかな幸せ、そのかけがえのなさ。久保さんがいま一番発信したい思いは? お米料理研究家 久保千春さん: 「今までは自分のためだけにしてたことを、社会に還元する。変えられない日常の中でも‟考え方”さえ変えれば、選べる選択肢があって楽しい生活が作ることができる。それを発信することで色んな人が必要な時に参考にしてくれる。それで自分たちの生活も楽しくなればと思います」 SNSでのレシピ発信を通して、毎日を自分なりに頑張る人とつながっている久保千春さん。久保さんのレシピはインスタグラムに掲載されています「まいにちまぜごはん」で検索してみてください。
長崎放送