【映像】<センバツ注目選手>高橋宏斗投手(中京大中京)「松坂」以上の直球は150キロを記録 世代ナンバーワン投手を目指す
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◆高橋宏斗(たかはし・ひろと)投手 春夏通算歴代最多11回の優勝を誇る伝統校のエース右腕だ。2019年秋の明治神宮大会初優勝の原動力になった。センバツでは「秋春連覇」がかかるが「いいプレッシャー」と前向きにとらえる。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡
勝つために何が必要か、常に考える。健大高崎(群馬)との明治神宮大会決勝では4―3の六回から救援。「調子が良くない」と感じると変化球主体に切り替えて、被安打ゼロで新チーム結成後の公式戦連勝を19に伸ばした。先発した8試合は一人で投げ抜き、うち6試合で完封した。 「勝てる投手になりたい」との思いを強くしたのは、19年夏の愛知大会準決勝の誉戦。味方に2点を先行してもらいながら4―5で逆転負けを喫したことがきっかけだった。
切れのある直球が魅力で、試合での最速は148キロ。明治神宮大会で対戦した明徳義塾(高知)の馬淵監督は「直球は松坂(大輔=西武=の高校時代)より上じゃないか」。1月の練習で150キロを計測し、センバツでは、07年夏の佐藤由規(宮城・仙台育英)、13年夏の安楽智大(愛媛・済美)=ともに楽天=が甲子園でマークした155キロを目標に掲げる。「世代ナンバーワンになりたい」。同じ愛知の東邦に並ぶ最多5度目の春の頂点を見据える。【毎日新聞社/鈴木英世】