ATPチャレンジャー 来季は賞金総額44億円規模に、2022年から2倍以上に成長<男子テニス>
ATPチャレンジャー
男子プロテニス協会のATP公式サイトは2025年シーズンのチャレンジャー大会における賞金総額が過去最高の2,850万ドル(約44億円)に上昇すると発表した。 2,850万ドルは2024年シーズンに比べると620万ドルの増加で、2022年の1,210万ドルから比べると約2.35倍となった。 ATPは2023年シーズンから「OneVision」と呼ばれる長期計画を進めており、選手の賞金を大きく改善することを目的として、「テニス」だけで持続可能の生計をたてることができるようサポートを始めた。 ATPは賞金増額の原動力としてチャレンジャー大会の商業化成功をあげている。チャレンジャー大会は「250」「500」「1000」四大大会と続くツアー大会のポイントには届かないものの、「125」「100」などを増加させ、選手だけでなく大会の成長も後押ししてきた。 ATPの会長を務めるアンドレア・ガウデンツィ氏は「ATPツアーへの持続可能な選手の道を作ることは、私たちのスポーツの将来にとって不可欠です。2022年以来、私たちはチャレンジャーツアーに大きな改革を投じてきました。記録的な賞金額、年々増加する賞金額、そして最も重要なことは、トップ250内のより多くの選手が、このレベルにおいてより大きな金銭的補償を受けられるようになったことです」とコメントしている。