橋本環奈、朝ドラ『おむすび』渾身のギャルメイクに実父も驚き“これ誰ね!?”
■被災者を演じる決意と覚悟「丁寧に演じなければいけない」
青春時代を福岡で過ごす結。しかし彼女は平成元年に兵庫県神戸市で生まれていて、6歳になる1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で被災したという設定になっている。生まれる前に起こった大災害について橋本は「情報をまったく知らない状況だった」と明かしつつ、幼少期に被災した役柄を演じるにあたっては、実際に6歳の時に被災した人にも話を聞いたという。「“うっすら覚えている”という言葉や“なんとなくみんなが悲しそうにしていた”という声、その他にも“友だちと避難所で一緒に生活するのが新鮮だった”というお話も聞きました」。 最大震度7の揺れによって日常が一変した当時の子どもたちの証言を聞き「6歳の子どもが、震災としっかり向き合って考えられるかというと、そうじゃない部分もあると思います」と橋本。真剣な表情で「被災した経験のある方々がドラマを見ていて、辛い気持ちにならないようにしたいと思いつつも、嘘は描きたくないという気持ちもあるので、本当に丁寧に演じなければいけないなと、監督やスタッフの皆さんと何度も話して撮影に臨みました」と打ち明けた。 “ギャル”というカルチャーを通して、激動の平成~令和を生きる人々を描く本作。朝ドラ初出演の橋本が主人公・結を通して、どんな物語を見せてくれるのか、期待しながら放送を待ちたい。(取材・文:スズキヒロシ 写真:高野広美) 連続テレビ小説『おむすび』は、9月30日よりNHK総合にて、毎週月曜~土曜8時(土曜は一週間の振り返り)ほか放送。