「シルビア」復活はどうも無理っぽいけど…無理やり再販を考えると、これならいけ…る??
日産は、ボディパネルの少数生産も可能
また日産には、すでにプレス型がない絶版車のパーツであっても、金型を用いることなくボディパネルを形成する「対向型ダイレス成形」という技術もある。アフターサービス部品や旧型車の補修部品の商品化を目指して開発されたもので、100枚以下の製造であれば、数百万円もする試作金型を用意するよりも、数十万~百万円で済む本工法のほうが、はるかに安く、また納期も早いという。 現在、某中古車サイトで確認できるS15シルビアは300万円程の個体でも、走行距離15万キロは当たり前で、修復歴ありや改造車などコンディションもよくない。製造から20年以上経過していることから、ボディパネルも錆が進んだ個体も多いことだろうが、この技術を適用すれば、劣化したボディパネルの交換需要にも応えることができる。
「ビジネスになるのかを確認、検証していく」とのことこれは期待できるぞ!!
「MARCH Patissier CONCEPT」を企画した、日産のグローバルアフターセールス商品開発&エンジニアリング事業本部コンバージョン&アクセサリー企画部の担当者は、「日産はこれまで多数のクルマを世に出しており、多くのお客様に愛されてきました。終売となった後も多くの方にお乗りいただいております。そうしたお客様や、当時を知らない若い方へも日産車を広げていきたく、日産自身が中古車をベースにカスタムを施した中古車を販売したら、ビジネスとしてなりたつのかを確認、検証していきたい」としていた。 マーチやキューブの場合は、ベースとなるクルマがある程度(価格的に)手に入りやすい状態でなければビジネスとして成り立たせることは難しいかもしれないが、シルビアの場合、発売当時の状態に戻せるのであれば、ある程度の予算をかけてでもよいという人はいるのではないだろうか。日産ファン、シルビアファンとして、このレストア事業によってシルビアが再販されることを期待したい!!