シェアサイクル「P!PPA」(ピッパ)を展開、(株)オーシャンブルースマート[東京]が弁護士一任
当社のシェアサイクル事業を導入していた各地で混乱が広がっている
9月20日、高知市はシェアサイクル「P!PPA」(ピッパ)を運営する(株)オーシャンブルースマート(板橋区)から債務整理等に関する受任通知を同日、受理したと発表した。 高知市は、シェアサイクル事業を当社に委託していたが、債務整理により「P!PPA」サービスの再開が困難と判断し、利用を中止した。 オーシャンブルースマートは、2017年8月に設立。主力のシェアサイクル事業「P!PPA」は、アプリのダウンロード後にすぐに利用が可能となるシステムで、30分110円より利用できた。都内や京都、宮崎、高知などに営業エリアを順次拡大。また、シェアサイクルに関して、デッドスペースの収益化などを目的にオーナーを集め、稼働に応じて分配する仕組みも取り入れていた。 しかし、高知市によるとオーシャンブルースマートとの連絡が9月上旬から取れなくなり、その後にはコールセンターが不通となるなどサービス提供に支障が出ていた。そのため19日から安全面を考慮し、サービスの利用を一時停止し、自転車を回収していた。 現在、当サービスを導入していた他の自治体や観光地でも、当社との連絡難が続き、混乱が広がっている。