グルメな友人と行きたい!5000円台で楽しめるおいしい店 4選
店主の白井瑛里さんは、フレンチビストロの出身。ベトナムの食に魅せられて通い詰め、ベトナム料理の店をオープンした。ベトナムの食文化は、フランスと中国の影響を受けながら独自に発展したもの。メニューにはおなじみの生春巻きはもちろん、中国の調味料である豆を使った「カリカリ揚げ豆腐」や、中華系タイ料理の「揚げ卵のタマリンドソースがけ」など中国テイストの品も並び、食欲と好奇心を刺激する。 (上)極薄ライスペーパーでバインセオ、サニーレタス、ハーブを包み、タマリンドとごまを使った特製ソースをたらり。クリスピーな食感がたまらない!(下)卵を割ると、卵黄がとろーり。超半熟のゆで卵を高温で揚げて、カリカリ&トロトロに。
ここに来たら外せないのは「フォー」。透明なスープと真っ赤な辛みスープの2種類があるが「まずはシンプルな『〝生〟米麺大山鶏フォー』を食べてほしい」と白井さん。鶏がらをベースに、八角、ヌクマム、貝柱などを加えたコク深いスープは、「飲み干してしまうおいしさ」と外川さん大絶賛。もっちりつるつるの米麺も、これまでのフォーのイメージを覆す食感に驚かされる。「乾麺ではなく、現地にならって生麺を使っているのがポイント」と白井さんは話す。「新潟のお米で作った麺は、厚みがあってもちもちの弾力が特長なので、その個性を出すようにゆで加減に気を使っています。今後はフォーの自家製麺も行いたいですね」。 香りも味わいもバラエティ豊かな5品をオーダーしても、うれしいことにふたりでアンダー1万円! 夏の夕暮れ、まだ明るいうちから乾杯して、ワインとやさしい料理でゆるゆる過ごす……。ここでは、そんな幸福な時間が待っている。 毎朝鶏がらと野菜、スパイスを煮込んで作る澄んだスープに、鳥取の大山鶏と生の米麺がよく合う「“生”米麺大山鶏フォー」(¥1,210)。
L’Atelier de Stand Bánh Mì 東京都目黒区自由が丘1-3-21 tel. 03-6421-4036 営業時間/11:00~15:00、17:00 ~22:00、土・日曜、祝日11:00~22:00 定休日/火曜 Instagram/@standbanhmi 推薦者/フードジャーナリスト・外川 ゆいさん つくり手の想いを伝えることを信条に、レストラン、ホテル、お菓子、お酒など食にまつわる記事を執筆。出産を経て、食育への関心も。