ヤクルト、再び単独最下位 長岡秀樹がまさかのフライを落球
(セ・リーグ、広島3―0ヤクルト、7回戦、広島5勝2敗、25日、マツダ)大きなワンプレーだった。ヤクルトは、首位・広島との一戦で今季8度目の零封負けを喫し2連敗。中日が勝利したため、再び単独最下位に沈んだ。両軍無得点の六回2死一、二塁から、遊撃手の長岡秀樹(22)がフライを落球し、そこから3失点。高津臣吾監督(55)は表情を曇らせた。 【写真】交代を告げベンチに戻るヤクルト・高津臣吾監督 「捕れる打球だったので、防げる3点だった。大きなイニングになりましたね。そのあとに踏ん張れなかった。1点で止めておけばというところもあるし、ゼロでいけたイニングだったと思う」 まさかの光景だった。長岡は2022年にゴールデングラブ賞を受賞した名手。定位置のやや後方の平凡に見えた打球で、落下地点に入っていただけに悔やまれる。力投していた先発の高橋は、失策の直後に会沢に浴びた左前2点打を防ぎたかった。 高津監督は左腕について「(会沢に)真っすぐ投げなければよかったと思う。踏ん張りどころだった。次(森下)で勝負してもいいと思うぐらいの投球をしてもよかったのかなと」と反省を促した。昨季1勝11敗1分けだったマツダスタジアムでは今季も3戦3敗。勝敗を分けるミスをなくすことが鬼門突破の近道になる。(赤尾裕希)