宜野湾市長選、佐喜真淳氏が政策発表「松川市政、引き継ぐ」 沖縄
【宜野湾】9月8日投開票の宜野湾市長選に出馬を表明している無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=が27日、宜野湾市内で会見し、政策を発表した。佐喜真氏は「亡くなられた松川正則市長の政策を引き継ぎ、力強く推進していく」として、市政継続を訴えた。「松川市政継承6つのビジョン」と銘打ち、暮らしや健康、子育て政策、地域振興、基地問題、まちづくりなど六つのテーマの政策推進を掲げた。 【表】佐喜真氏の主な政策
佐喜真氏は松川市長の前任として2期6年務めた実績を強調し、米軍普天間飛行場返還の道筋を示すことを訴えた。 普天間飛行場返還に向けて、1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意に基づき代替施設が必要として、名護市辺野古移設を容認する姿勢を示した。その上で「あらゆる方策を講じて市民が望む返還の実現とその間の危険性除去を目に見える形でやるべきだ」と述べ、返還期日の明確化を求め、埋め立て工事の進捗(しんちょく)を踏まえ米軍キャンプ・シュワブを含め、全国への常駐機の移転を進めるとした。 西海岸や普天間、真栄原など地域それぞれの特色を踏まえたまちづくりの推進、「弱者に優しい行政」の実現を掲げた。 慢性的な渋滞対策では宜野湾バイパス高架道路や市道11号と国道330号を結ぶはしご状道路の整備などを打ち出した。 (’24宜野湾市長選取材班)
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