好きすぎて… “聖地巡礼”ならぬ“聖地移住”に自治体も期待 「魅力発信してくれるありがたい存在」【ゲキ推しさん】
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アニメファンの間では、「聖地巡礼では満足できない」と聖地に移住する人が増えているということで、自治体も動き始めています。 【写真を見る】好きすぎて… “聖地巡礼”ならぬ“聖地移住”に自治体も期待 「魅力発信してくれるありがたい存在」【ゲキ推しさん】 ■巡礼だけじゃない!好きすぎて…聖地に“移住”! 齋藤慎太郎キャスター: 「聖地巡礼」という言葉は聞いたことがあると思いますが、「聖地移住」という言葉もあるようです。アニメや漫画・映画などの舞台となった“聖地”に移住することで、20代~30代に多く、地域の企業に転職する人も多いそうです。特にアニメファンは、5年10年経っても聖地に通い続ける人が多く、“第2の故郷”になる人も多いようです。 【主な“聖地移住”MAP】聖地巡礼・移住研究者 千葉郁太郎さんによると ・茨城県大洗町:ガールズ&パンツァー ・静岡県沼津市:ラブライブ!サンシャイン!! ・広島県竹原市:たまゆら ・北海道洞爺湖町:天体のメソッド ・青森県弘前市:ふらいんぐうぃっち ・岐阜県高山市:氷菓 ・鳥取県岩美町:Free! ・香川県土佐町(小豆島):からかい上手の髙木さん ・佐賀県唐津市:ゾンビランドサガ “聖地”は全国各地にあり、特に茨城県大洗町と静岡県沼津市は聖地移住者が100人以上いるということです。 ■ゲキ推しポイントは「“妄想力”で地域の魅力アップ」 「からかい上手の高木さん」が好きすぎて小豆島に移住した熊本康太郎さん(28)によると、聖地巡礼をし始めた頃は、撮影スポットを巡る楽しさがあるそうです。 そして、聖地移住を決める頃には“聖地”から見える景色を何回も見ているので、「推しがいたと思うだけで、その場所がより楽しくなる」ということです。作品に同じ風景が切り取られていなくても、「ここに推しがいたのであれば、この景色も見ていたであろう」と想像を膨らませて、思いを馳せるという楽しみがあるそうです。 “聖地移住”に自治体も期待しています。“聖地移住者”が100人以上いる静岡県沼津市では、2022年度の移住者は253人でしたが、2023年度は378人で、全員が“聖地移住”をした人ではありませんが、移住者が増えているということです。沼津市の担当者は「“聖地移住”して市の職員になった人も。魅力を発信してくれるありがたい存在」としています。 「もっとファンに自治体がアプローチしてもいいのではないか」ということで、2024年2月に「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンを対象に“聖地移住”相談会を開催したところ、予約が殺到したそうです。