発売14日でサービス休止となった『CONCORD』が復活…?Steamで1日あたり約6回程度のアップデート確認
Game*Sparkでも既報の通り、Firewalk Studiosが開発、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが8月24日に発売したPS5/PC向けシューター『CONCORD』は、発売からわずか14日で一旦ゲームをオフラインに。全額返金がアナウンスされた本作にいま、復活の兆しがささやかれています。 【画像全4枚】 9月6日でサービス休止となった『CONCORD』ですが、9月20日~10月10日にわたってSteam上で1日あたり約6回程度のアップデートが確認されています。現状確認できる10月16日の最後のアップデートでは「てんかんや発作の履歴がある場合は、使用前に医師に相談してください。特定のパターンは、病歴がなくても発作を引き起こす可能性があります」という光敏感性発作についての警告文が追加されており、一度サービス休止となった(かなり不幸な形で)オンラインゲームに、わざわざ健康被害に関するテキストを追加する=『CONCORD』が何らかの形、おそらくは基本無料プレイタイトルとして復活するのでは?という憶測を呼んだようです。 例え復活しても成功する保証はない しかし、ほぼ同一のアップデートが『Helldivers 2』『God of War』といった他のソニータイトルにも実施されておりPCGamerは「ゲームの一括アップデートに『CONCORD』が巻き込まれただけの可能性もある」とも述べています。 一方でGameranxはこの警告文追加に対して「何らかの形で『CONCORD』を復活させるつもりだから、としか考えられない」とかなりポジティブな予想をしています。そこには単なるサービス再開への願望というより、「Firewalkが挑戦し続けることが許されるか否かが重要です。Volition、Arkane Austin、London Studio(※)といった、多くのゲーム開発者が得られなかったチャンスを与えられることになる」「もし、Firewalkが再びチャレンジできる前例を作れば、ここ数年の業界のレイオフや、それに続く人材流出を食い止められるかもしれない」と、非常に厳しいゲーム開発を取り巻く環境を憂いての発言のようです。 (※90年代後半~00年代初頭に設立された老舗のゲーム開発スタジオで、いずれも2021年~2024年に閉鎖または買収されている) ゲームディレクターのRyan Ellis氏は「プレイヤーにより効果的にリーチできる方法を含む選択肢を検討すると」コメントしていましたが、本当に『CONCORD』復活はあるのでしょうか?
Game*Spark 稲川ゆき