37歳ジョコビッチ「いい形でスタートさせたかった」6ヵ月ぶりハードコートで快勝<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間27日(現地26日)に男子シングルス1回戦が行われ、昨年王者で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク138位のR・アルボット(モルドバ)を6-2, 6-2, 6-4のストレートで破り、2年連続18度目の初戦突破を果たした。試合後にジョコビッチは「大会をいい形でスタートさせたかったし、それはできたと思う」と語った。 【ジョコビッチ、ダニエル太郎、シナーら 全米OP組合せ】 7月から8月初旬に行われたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で金メダルを獲得して以来の実戦となった37歳のジョコビッチ。レッドクレーからハードへの順応や試合勘、そしてサポーターを巻いている右ひざの不安を抱えるなか過去4勝を誇る全米オープンに乗り込んだ。 この試合、ジョコビッチ2度のブレークに成功し第1セットを先取。第2セットでは1度ブレークを許したものの、3度のブレークを奪い早々に2セットアップとする。第3セットでは計6本のダブルフォルトを犯すなど、試合を通して計10本のダブルフォルトを記録し安定感を欠いたが、第7ゲームで先にブレーク。そのリードを守り切り、2時間7分で快勝し盤石の勝ち上がりを決めた。 試合後にジョコビッチは「大会をいい形でスタートさせたかったし、それはできたと思う。いくつかのアップダウンはあったけれど、それは普通のことだと思う。ハードコートでプレーするのは6ヵ月ぶりだから、コートのテンポをつかみながらいく。まだグルーブを見つけられていないんだ」とコメント。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となるハードコート復帰戦を白星で終えた。 2回戦では世界ランク109位のL・ジェレ(セルビア)と対戦する。ジェレは1回戦で同35位のJ・シュトルフ(ドイツ)をフルセットで下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)や第6シードのA・ルブレフ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)、第18シードのL・ムセッティ(イタリア)らが初戦突破を決めた。