スーパー高校生・久保凛「“日本新”1分58秒を目指す」インターハイ連覇&日本新記録のW偉業なるか
◇令和6年度全国高等学校総合体育大会 陸上競技大会(7月28日~8月1日、福岡・東平尾公園博多の森陸上競技場) 笑顔で手を振る久保凛選手 陸上・インターハイ3日目となった30日、女子800m日本記録保持者の久保凛選手(東大阪大敬愛・2年)が他を圧倒する圧巻の走りを見せました。 去年のインターハイで優勝し、今年6月にはシニア選手がしのぎを削る日本選手権でも優勝するなど、真の“日本一”の称号を手にした久保選手。ずっと「目標」と語ってきたインターハイ連覇へ、まずは午前11時30分からの予選に挑みました。 「先頭に立って自分でレースを進めることを意識して走った」という久保選手は、スタートから飛び出すと、最初の400mを62秒で通過。後続を大きく引き離し、最後は余力を残して、トップでフィニッシュ。全体トップの2分7秒73で午後3時10分からの準決勝へ駒を進めました。 準決勝は、「予選より速く通過することを意識した」と、最初の400mを60秒で入るハイペース。「リラックスして終われた」という2周目は、伸びのある走りで独走。何度も後ろを確認する余裕を見せながらも、2分6秒96と予選よりタイムを縮めた久保選手は、疲れを見せることなく、小走りでトラックを後にしました。 今月15日には、日本女子初の“2分切り”となる、1分59秒93の日本新記録をマークした久保選手。 「しっかり今日の疲れを抜いて、自分の日本記録を更新する1分58秒を目指して走れるように準備をしたい」と、翌日の決勝で、さらなる記録の更新を見据えました。