AirPods Proユーザーが「AirPods 4」のノイズキャンセリング機能を試して感じたこと
■ANCオンでも最大4時間聴き続けられる
AirPods 4 ANCは、ANCをオンにした場合は最大4時間、オフにした場合は最大5時間の再生が可能。ちなみに、ANCなしのAirPods 4の連続再生時間も最大5時間です。AirPods Pro 2は最大6時間なので、電池持ちはProに優位性があります。 充電ケースを使用すると、ANCをオンにした場合で最大20時間、オフにした場合は最大30時間再生できます。AirPods Pro 2は、充電ケース使用で最大30時間なので、ほぼ互角。いずれにしろ、余裕で1日使い続けられそうです。
■開放型とは思えないほどノイズキャンセリングは優秀
AirPods 4(ANCあり・なしどちらも)には、AirPods Pro 2と同じ「H2」チップが搭載されています。インナーイヤー型とカナル型という違いはありますが、オーディオの基本設計は共通しているようです。 気になる音質は、実際にアップルストアで確かめさせてもらったり、オーディオに詳しい人のレビューをチェックしたりすることをおすすめしますが、筆者なりの感想も述べさせてください。 普段AirPods Pro 2で音楽を聴いている筆者が、AirPods 4 ANCに付け替えてみたところ、音質にはほとんど差がないように思えました。もちろん、AirPods 4 ANCは耳を完全に塞がないので、周囲の音の遮蔽性は若干劣ります。ですが、ノイズキャンセリングの性能の高さには驚きました。 これまでに開放型イヤホンのANCを試したことがありますが、AirPods 4 ANCはインナーイヤー型とは思えないほど。自宅のエアコンの音も、電車に乗っているときのガタゴト音も、すーっと溶けるように滑らかに消えます。外部音取り込みモードで周囲の音がミックスされる感じや、適応型モードでの人の声が明瞭に聴こえる感じも、AirPods Pro 2と同じでした。 現在AirPodsを使っていて、使い勝手をアップデートしたい人はもちろん、AirPods Proを使っていて、耳への圧迫感が気になる人も、AirPods 4 ANCへの乗り換えを検討する価値は十分にあるでしょう。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>