まだまだ暑いので冷房は24時間つけています。「冷房」と「除湿」はどちらの方が電気代を節約できますか?
エアコンの効きが悪くなる原因
エアコンの機能が十分に発揮されなければ、冷房や除湿の効果が落ちて、結果的に電気代が高くなる可能性があります。エアコンの効きが悪くなる原因として、主に以下のことが挙げられます。 ■掃除をしていない エアコン内部のフィルターが汚れていれば空気の流れが悪くなり、冷却効率が低下します。エアコンはフィルターを通して冷たい空気を室内に送り出しているため、フィルターがカビやほこりで目詰まりを起こしていれば、十分な量の空気を送れません。 経済産業省資源エネルギー庁によれば、エアコン(2.2キロワット)のフィルターが目詰まりしている場合とフィルターを清掃した場合とを比較すると、年間で約990円の節約につながるとのことです。 また、たまったほこりやカビが室内に充満するため、衛生的にもよくありません。フィルターは定期的に清掃しましょう。 ■室外機が熱い 室外機が直射日光にさらされていると、稼働効率が低下し冷却効果が落ちるといわれています。室外機が日なたに設置されている場合は、遮光カバーを使用するなどして熱くならないようにしましょう。 ■規格が部屋の畳数に合っていない エアコンには「10畳用」「6畳用」など、部屋の大きさに合わせた規格があります。エアコンの規格が部屋の広さに合っていない場合、十分な冷却や除湿効果は望めないかもしれません。エアコンが部屋の広さに合ったものかどうかを確認しましょう。
「冷房」と「除湿」の電気代の差は「除湿」の種類による
エアコンの冷房と除湿の電気代の差は、除湿の種類によって変わるとされています。除湿には3つの種類があり、種類によっては冷房よりも消費電力が大きくなるケースもあるようです。どちらが節約になるか気になる場合は、自宅で使用しているエアコンの除湿の種類を確認してみるとよいでしょう。 夏のエアコンの電気代を抑えたい場合は、使い方やエアコンの状態に注意するとよいでしょう。冷房の効きが悪いと感じて設定温度を下げ過ぎてしまうと、余計に電気代がかかってしまう可能性があります。 エアコンの使用時にはあらかじめ必要な温度設定を行い、効きが悪いと感じたらフィルターの掃除や室外機の遮光を試してみましょう。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部