年末ジャンボ宝くじ10億円当たったら毎月いくら使える? 年代別の取り崩しシミュレーション
当たる確率は実際どれくらい?
年末ジャンボ宝くじの1等当せん確率は2000万分の1です。当たる確率が低いのはこの数字を見てもわかりますが、実感がわきませんよね。 例えば、東京ドームで換算してみましょう。収容人数は55000人ですから、2000万人ですと「東京ドーム約364個」のうちの1人が当せん者となります。 精米したお米に例えるなら、1キロ約5万粒ですから、「2000万粒=400キロ=10キロの米袋40袋」のうちの1粒が、宝くじ1等の当たる確率となります。 気が遠くなるくらい低い確率ということがわかりますね。
当たらなくても地域に貢献している
販売実績額8088億円(令和5年度)のうち、実際に当せん金として当せん者に支払われる金額は3780億円(46.7%)です。 残りの収益金は何に使われているのでしょうか。印刷経費や売さばき手数料に1237億円(15.3%)、社会貢献広告費107億円(1.3%)、そして2964億円(367%)は公共事業として高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育や社会福祉施設の建設改修などに使われています。 もともと発売元は「当せん金付証票法」により全国都道府県と20指定都市の地方自治体ですから、宝くじの収益金は地方自治体の大事な財源となっています。 宝くじがはずれだったとしても、地域に貢献していると思うのも一つの方法ですし、宝くじは夢を買うものと、余裕をもって楽しめるといいですね。 実は、令和5年の換金せず支払期限切れになってしまった時効当せん金は、なんと100億円。あなたの買った宝くじは当たりましたか? 忘れずに確認してみてくださいね。
村井 美則(ファイナンシャルプランナー/ウェルビーイングマネーコーチ™)