コンビニで“130円で買える”「激安焼酎」は美味しいのか?セブン・ファミマ・ローソンストア
ローソンストア100「麦さらり 220ml」
ラストはローソンストア100「麦さらり 220ml 税込130円」。 通常のローソンでは販売されていないのでご注意を。こちらも甲乙混和麦焼酎なのですが、ほか2つはアルコール度数25%なのに対して12%しかありません。理由は、カップ酒として、そのまま飲むことを推奨されているから。乙類麦焼酎の割合は30%。ほかとは少々異質ですが、実飲! ほんのりとアルコール臭がありますが、麦のやわらかい香り。飲むと麦のまろやかな甘みと風味が広がります。それに反して、喉ごしのアルコール刺激はわりとしっかり感じました。総じて飲みやすい仕上がりだとは思います。 「カップを開けてそのまま飲める気軽さ」は、ほかに代えがたいものがあります、外で飲めるのもグッドです。
筆者の推しはファミリーマート「麦のやすらぎ」
あくまで好みの問題はあるものの、今回はファミリーマート「麦のやすらぎ」をわりとはっきりと推したいと思います。甲類だけでも、乙類だけでも出せない味が、ちゃんと表現されていると感じました。セブン‐イレブンはコンビニ自体の特色をよく表した万能型、ローソンは気軽さが魅力です。 安価な酒も、てっとり早く酔うだけではもったいない。コンビニの酒コーナーにも、知る人ぞ知る良酒がまだまだありそうです。 文/川瀬章太 【川瀬章太】 フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
日刊SPA!