【オリックス】今季初サヨナラ負けで「デッドライン超え」首位と12・5差 中嶋聡監督「本当に何か、かみ合ってない」
◆パ・リーグ 日本ハム5×―4オリックス(22日・エスコンフィールド) オリックス・中嶋監督の言葉が象徴していた。「(追い)越せないのが乗り切れないところ。本当に何か、かみ合ってない感じはありますよね」。8回、福田のプロ初となる満塁弾で4点差を追いついたにもかかわらず、延長10回に今季初のサヨナラ負け。首位・ソフトバンクとのゲーム差はついに、3連覇中1度もなかった「デッドライン超え」の12・5差となった。 福田は3年ぶりのアーチで自己最多の4打点。しかし延長10回に野村の飛球の目測を誤り、田宮のサヨナラ犠飛につながる三塁打を許した。殊勲者になり損ねた1番打者は「捕れたと思います。その場で静止して、落ち着いて後ろに下がる。しっかり捕っていれば…」と責任をかぶった。試合前には平野佳、ゴンザレスが登録を抹消され、投打の支柱的存在も欠く。22年は楽天との11・5ゲーム差を逆転して連覇。まだ5月、目標を失うのは早過ぎる。(長田 亨)
報知新聞社