「化粧品のオンラインショップ経営が口実」40代男性が1100万円だまし取られる ロマンス詐欺〈宮城〉
詐欺被害に遭ったのは、登米市の団体職員の男性(40代)です。 警察によりますと、男性は、2024年9月、SNSで知り合った女から、化粧品のオンラインショップの経営を勧められました。その際、男性は女から「お客さんから発注のあった商品を仕入れ、それを仕入れ値より少し高い金額で売って利益を売る仕事」などといった話をされたということです。 その話を信じた男性は、女から指示されたアプリをダウンロードしたうえで、翌10月、仕入れ代金として計60万円を指定された口座に送金しました。その際、アプリには、利益が出ていることを示す表示があったそうです。 男性はその後、女から「税金対策のため」との指示通り、暗号資産に換えた計1040万円相当を指定されたアドレスに送金したということです。 男性は女と連絡が途絶えたことから被害に気づきました。 県警は、SNSを通じて知り合い恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取るSNS型ロマンス詐欺として捜査を進めています。 県警によりますと、10月末までに県内ではSNS型投資詐欺とロマンス詐欺合わせて、184件認知していて、被害額は約14億円に上っています。
仙台放送