お盆の帰省需要か、「えきねっと」を騙る詐欺が増加傾向【詐欺ウォール調べ・2024年7月度】
セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2024年7月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。
三井住友カード・三菱UFJ銀行のフィッシングサイトが高止まり
それによると、2024年7月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は859万2,211件で、2024年6月と比較すると、329万3,852件と大幅に増加した。
ブランドランキングを見ると、7月は「三井住友カード」「三菱UFJ銀行」「イオンカード」と、銀行系・クレジットカード系が上位を占めた。またお盆の帰省需要を狙ってか「えきねっと」のフィッシングサイト急増も確認された。
そのほかでは「フジロックフェスティバル」の違法動画視聴サイト、ライフカードのフィッシングなどが出現している。
カテゴリ別で見ると、クレジットカード、銀行の構成比が上昇。クレジットカードは「三井住友カード」、銀行は大手3行のフィッシングサイト増が影響したと考えられる。逆に携帯キャリアは「NTT docomo」の報告数が減少したことで構成比も大きく減少した。
調査概要
・【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL ・【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4) ・【調査時期】2024年7月9日、12日、16日 ・【調査URL数】計276件