ホンダが「シビック タイプR」の新バリエーション「レーシングブラックパッケージ」を初披露【東京オートサロン2025】
本田技研工業は2025年1月10日、千葉・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2025で「シビック タイプRレーシングブラックパッケージ」と「プレリュード プロトタイプ」のカスタマイズモデルを初披露した。 【写真】東京オートサロン2025でシビック タイプRレーシングブラックパッケージやプレリュード プロトタイプが展示されたホンダブースの画像を見る(9枚) 今回のホンダブースにおけるテーマは「Honda SPORTS」。「Hondaは走り。だろ?」をキーワードとし、1948年の創業以来培ってきた“走りへの情熱”と“夢への挑戦”が脈々と受け継がれ、ワクワクする製品を生み出し続ける原動力となっていることを展示車両とブースデザインで表現したという。 報道関係者向けの発表イベントでステージに登場した本田技研工業の統合地域本部 日本統括部 統括部長 高倉記行氏は、スピーチの冒頭で2024年を総括。2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーに「フリード」が選出され、2024-2025 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーに「CR-V e:FCEV」が輝いたことを報告した。 続いて高倉氏は、シビック タイプRに新設定されたレーシングブラックパッケージと、プレリュード プロトタイプを紹介。シビック タイプRレーシングブラックパッケージは、長期化していたシビック タイプRの納車待ちにめどがついたことから、新モデルが投入される運びとなった。 シビック タイプRレーシングブラックパッケージは、ホンダが長年培ってきたレーシングスピリットを表現する特別なインテリアパッケージが特徴となるモデル。インテリア全体を黒で統一し、ダッシュボードにブラックの上質なスエード表皮を採用したほか、ブラックのインテリアパーツを多用し、光の反射ノイズを徹底的に抑制することでドライバーがより運転に集中できるような環境をつくり上げることを目的に開発したという。 同モデルではダッシュボードやフロントドアライニングがウルトラスエード張りとなり、シートやステアリングホイール、シフトブーツ、センターコンソールボックス、ドアアームレストに専用色のステッチが施されている。価格は499万7300円。2025年1月23日に発売される。 今回ホンダブースに展示されたプレリュード プロトタイプは、2023年10月に世界初公開となった「プレリュード コンセプト」をベースに、フロントとリアにエアロパーツを装着しスポーティーさに磨きをかけたカスタマイズモデル。操る喜びと高揚感をもたらすハイブリッドスポーツとして、2025年秋の発売もアナウンスされた。 また、今回のホンダブースには1964年のF1初参戦車両「RA271」や2024年のF1グランプリでオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオン4連覇を達成したマシン、2021年シーズンにホンダに30年ぶりの栄冠をもたらしたパワーユニット「RA621H」、ホンダの自動車大学校・ホンダテクニカルカレッジ関西の「N-ONEオーナーズカップ ホンダ学園関西☆N-ONE☆」も展示されている。 (webCG)
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