麗しのクレマチス「ツル性植物の女王」を迎えたい人へ。育て方やおすすめ品種を紹介します!
壁面やフェンス一面に咲き誇る様子が華やかなクレマチス。鮮やかな色彩としなやかな姿は世界の愛好家から「ツル性植物の女王」と賞賛されています。 【写真全7枚】見目麗しき女王「クレマチス」の魅力を余すことなくお伝えします! 日本では「テッセン」とも呼ばれ、古くからなじみ深い花。今回はクレマチスの魅力や育て方を紹介します。 記事最後にはクレマチスのおすすめ品種を、参考価格とともに挙げています。ぜひお好みのクレマチスを見つけて育ててみてくださいね。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「クレマチス」にまつわるあれこれ
・クレマチスの魅力 ・クレマチスの育て方 ・クレマチスのおすすめ品種5選
【ガーデニング】クレマチスの魅力はこんなにたくさん!
●花色や形が多彩 クレマチスの代表色である紫や青のほか、ピンクや赤・白・黄などカラーバリエーション豊富。花の形も典型的な平咲きをはじめ、八重咲き・壺咲き・チューリップ咲きなど多様です。 ●強健で育てやすい 枝に触れるとポキッと折れそうなほど繊細な見た目ですが、案外丈夫で育て方も簡単。冬は枯れたように見えますが、春になると盛んに枝葉を伸ばして美しい花を咲かせます。 ●ほかの植物と組み合わせやすい クレマチスは壁面やフェンスに絡ませるので平面的に花が広がり、主役にもわき役にもなれます。とくに同じ頃に咲くバラとの相性はバツグン。 背景にクレマチス、その手前にさまざまな植物を植えると、庭に奥行きが出ます。
【ガーデニング】クレマチスの育て方~キレイな花を咲かせたい!~
●日当たり 日があまり当たらない場所では花数が減ってしまうので、明るい日なたで育てましょう。蒸れるとうどんこ病が発生しやすいので、風通しのよさも必要です。 ●水やり 乾燥はやや苦手で、とくに花が咲いている時期は水をたくさん欲しがります。地植えは株が生長してきたら雨水にまかせても大丈夫ですが、晴天が続くようであれば水やりしましょう。 鉢植えは水切れを起こしやすいので、土の様子をチェックして乾いていたらタップリと与えます。冬は休眠期なので水やりの必要はありません。 ●肥料 肥料は緩効性肥料と液体肥料を定期的に与えます。緩効性肥料は真夏以外の春から秋にかけて1~2カ月に1回。液体肥料は1カ月に2回程度与え、夏は2倍ほど薄めにした分量にします。 ●剪定 クレマチスの剪定は品種によって枝を切る場所が異なります。 「旧枝咲き」:モンタナ系・シルホサ系・フォステリ系・パテンス系・アトラゲネ系 前年に伸びた古い枝から花芽が出るので剪定はしません。開花後に花から1~2節ほど下まで切り戻すだけで大丈夫です。 「新枝咲き」:ビチセラ系・テキセンシス系・ヴィルオナ系・インテグリフォリア系・ジャックマニー系 新しく伸びた枝に花を咲かせるので、咲き終わったら根元から2~3節残して古い枝を切り落とします。 「新旧両枝咲き」:テッセン系・タングチカ系・フロリダ系・ラヌギノーサ系 新しい枝と古い枝の両方に花が咲きます。今年伸びた新しい枝を半分ほど切り戻しましょう。 クレマチスの魅力や育て方をお伝えしたあとは、おすすめの品種をご紹介しましょう! お気に入りを見つけて、お庭に迎えてみませんか?