会話増え、決意も共有 尽誠学園・橘捕手と村上投手 日々の気付き、バッテリーノートに /香川
<センバツ2020> 尽誠学園のバッテリー、村上侑希斗投手(2年)と橘孝祐捕手(同)の2人は日々、練習や試合で気付いたことを“バッテリーノート”に記し、コミュニケーションを図っている。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 2019年秋の四国大会で、村上投手がサインがまとまらないまま投げて、相手に失点を許していた。橘捕手が大会後、他県の強豪校を参考にノートの導入を提案。クラスも違い、以前は話す機会も少なかったという2人だが、村上投手は「ノートをきっかけに会話が多くなり、仲も深まった」と話す。 ノートには「失投が多い」などという橘捕手からの厳しい指摘もあるが、「痛いところがあったらお互い絶対言うこと。小さい痛みでも」と相手を気遣う記述や、村上投手の「投球は休むが、トレーニングはする。絶対に負けたくねぇ!」というセンバツへ向けた強い意気込みもある。 ノートの表紙には大きく「甲子園で勝つために」と書かれ、中には丁寧な文字でびっしりと2人のメモが書かれている。2人は「コミュニケーションをしっかり取って試合を作り、チームを引っ張りたい」と話す。【喜田奈那】