露呈したNPBの傲慢とスポンサーへの媚びへつらい…フジテレビから“取材パス没収”のバカらしさ
「考えられない傲慢さ。明らかにNPBの越権行為ですよ」 のっけからこう言うのは、スポーツライターの津田俊樹氏。毎日新聞が30日付の朝刊と電子版で報じた、「NPB、フジの日本シリーズ取材パス没収」問題。26日の第1戦、27日の第2戦に続き、この日の第4戦もTBSが生中継した日本シリーズの裏で、同時刻にドジャースとヤンキースが戦うワールドシリーズのダイジェスト版を放送したフジテレビに激怒するNPBが日本シリーズの取材パスを取り上げたとされることに、 真美子夫人、肩がポロリでS E X Yすぎるっ!!!❤ カメラが激写したお慌ての瞬間! 「当然のことですが、編成権はテレビ局にあり、テレビ局は視聴者のニーズに応えるコンテンツを用意し、それを取捨選択するのも視聴者。意に沿わないからといって、テレビ局の番組編成に口を出す権利も、取材活動を妨害する権利もNPBにはない。仮に契約上のルール違反があったとすれば、NPBは取材パス没収の根拠を明らかにすべきですし、その根拠がないのであれば、報道の自由を侵害しかねないNPBに対し、むしろフジテレビが断固として抗議するべきです」 と、憤慨するのだ。 フジテレビとは別のテレビ局関係者が言う。 「毎日新聞の記事には、NPB幹部の『スポンサーを含めて、日本の野球界全体で日本一を決める試合を行っている裏に、わざわざワールドシリーズの番組をぶつけてくるのはおかしい』とする匿名コメントが載っていましたが、NPBが取材パス没収という強硬手段に出た理由は、冒頭の『スポンサーを含めて』という部分にある。日本シリーズは2014年から銀行大手のSMBCが冠スポンサーにつき、今年で11年目。NPBにとっては大スポンサーで、そのSMBCにすれば、多額の契約料を払っているにもかかわらず、日本シリーズの注目がワールドシリーズに奪われるのは、当然面白くない。NPBの怒りはスポンサーへの忖度、アピールという側面もあると思う」 パ王者のソフトバンクとセ3位のDeNAという対戦カードの問題もあるとはいえ、第1戦の世帯平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ=関東地区、以下同)と低調で、衆院選の投開票と重なった第2戦は6.9%。フジテレビのワールドシリーズのダイジェスト放送がそれぞれ8.1%、5.6%だったことを考えれば、大谷翔平に“数字を食われた”のは確かだろう。 「大谷人気は凄まじいとはいえ、NPBはフジテレビに文句を言うヒマがあったら、メジャーに負けない魅力あるコンテンツをつくるのが仕事でしょう。CS、日本シリーズまでの間延びした日程だってそう。以前からの問題を放置しておきながら、日本シリーズの邪魔をするなというのはお門違いも甚だしい」 とは、前出の津田氏。その通りである。 ◇ ◇ ◇ 大谷は左肩を亜脱臼しながら無理を押してワールドシリーズに出場しているが、数字にも表れるほどプレーに悪影響が出ている。フィジカルの専門家も「このまま出場を続けると…」と警鐘を鳴らすほどだ。いったいどういうことか。いま、大谷の体に何が起きているのか。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。