ラグビー日本代表、24分間14人での戦いにも結束…ウルグアイに勝利 エディーHC「ファイトし続けたところがよかった」
ラグビー日本代表は16日、フランス・シャンベリーでリポビタンDツアー第2戦となるウルグアイ戦を行い、36―20(前半18―13)で勝った。 日本はウルグアイに先制トライを許したが、前半10分にナンバー8姫野和樹(トヨタ)が相手タックルを受けながら体をスピンさせてかわす技ありのトライ。同32分にはこれがテストマッチ初先発のWTB浜野隼大(神戸)がトライ。同36分にはラインアウトのサインプレーでFW下川(東京SG)がトライを決め、18―10とリードして折り返した。 しかし前半39分に主将のSH斎藤(トゥールーズ)がキックを追ったプレーで空中にいる相手と接触してシンビン(10分間の退場)。トライを取り合って迎えた後半26分にはFWディアンズが相手頭部への危険な接触プレーでレッドカード(退場)処分を受け、合計24分間にわたり1人少ない14人での戦いになった。 それでも、このピンチで日本は結束した。「僕たちはアタックに自信を持って準備してきた。1人少なくなっても、どう時間を使うかとか考えず、ボールを持って戦うことに集中した」と斎藤主将はキッパリ。 同28分、姫野の突進から斎藤がPGを決め9点差にすると、同38分には自陣ゴール前のピンチで相手ボールを奪い、SO松永(BL東京)からCTBライリー(埼玉)につなぎ90メートルを切り返す鮮やかなトライで突き放した。 日本はテストマッチの連敗を3で止めた。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「とても良い結果だった。難しい試合だったが、ファイトし続けたところがよかった」と選手をたたえた。 日本代表はこのあと英国へ移動。24日(日本時間25日未明)にイングランド代表と今季最終戦を行う。
中日スポーツ