「アメリカのパンケーキにさようなら」…アメリカ人が人生初の「日本のパンケーキ」に大感動して放った「衝撃のひとこと」
ふわふわの「奇跡のパンケーキ」に舌鼓
また、日本のスイーツについても小さいころから餅や大福を食べていて、あんこは大好きだという。この言葉に驚いたのがロザリーさんだ。「初めて食べた時から好きだったの?」という質問にクリスティーナさんがそうだと答えると、「ロシア人からするとあんこはちょっと……味が濃縮されているし、ロシア人は豆を甘くして食べたりしない」と語った。日本人でもあんこが苦手な人はある程度いるので、このあたりは好みの問題もあるかもしれない。 注文したパンケーキが運ばれてきた。ロザリーさんはピスタチオキャラメルのパンケーキ。ナッツが添えられ、キャラメルバナナが追加されている。クリスティーナさんはフルーツパンケーキだ。二人はまず、ナイフを入れたときのスフレのやわらかさに感動し、また口に入れてからも軽さとたまごの香り、素材の風味に感嘆のため息をもらした。「アメリカのスイーツは激甘。日本のスイーツは甘さひかえめでいい」と話していたクリスティーナさんは、パンケーキを食べて「思った以上に甘さひかえめで、いくらでも食べられる」とぱくぱく食べ進める。 その後も「このパンケーキおいしすぎる。来週も来たい」「全種類制覇したい」と言いながら完食した。クリスティーナさんは「人生初の日本のパンケーキで、他の店のは食べたことがないけど、最高のパンケーキデビューになった」、ロザリーさんは「他と比べてもここはおいしいと思う。アメリカのパンケーキにさようならしなきゃ」と評価した。 二人の反応に、コメント欄は「最高のパンケーキデビューは凄い褒め言葉ですよね。味だけでなく、見た目も素晴らしいのが日本食の最大の魅力。テーブルに運ばれて来た時のゲストの皆さんのキラキラした顔を拝見するのが何より嬉しいです」「どこの国の女の子も可愛いものや甘いものを見ると幸せな顔をする。見ていてこっちも幸せになる」「美味しいものを食べて幸せな気持ちになるのは世界共通。破壊するのではなく、こういう幸せを作り出すことに全力を注げる世界になってほしい」といった視聴者の温かいコメントで溢れていた。 ちなみに、今回訪れた「FLIPPER'S」は、2024年に渋谷店と下北沢店で「ムスリムフレンドリー」認証取得している。3月1日からムスリムフレンドリー認証取得商品として複数のスイーツとドリンクが提供されていて、イスラム教を信仰しているムスリムの人々も安心して食べられるようになっている。 また、下北沢店ではさらにムスリムの人々が選べるメニュー拡大に向け、ハラル認証取得に向けた体制を整えているという。世界のムスリム人口は2020年時点で約19億人、世界人口の4分の1を占める。訪日外国人の内訳を見てもムスリム国である東南アジア諸国の訪日数は年々上昇しており、また日本で暮らすムスリムは2020年時点で約23万人とされる。食のニーズが多様化する今、「ムスリムフレンドリー」や「ヴィーガン」「グルテンフリー」対応の飲食店はもっと増えていくだろう。
フリート編集部