G1・9勝目狙う香港最強馬が見据える“二刀流” 7歳での初挑戦に日本人衝撃「通用する?」「自然な流れ」
8日に行われる競馬・香港国際競走に参戦するロマンチックウォリアー
海外競馬の香港国際競走が8日に同地のシャティン競馬場で行われる。4つのG1レースが行われ、多数の日本馬も出走を予定。その中で国際的注目を浴びている1頭が、香港馬のロマンチックウォリアー(騙6・シャム、父アクラメイション)。近走6連勝中で、史上初のG1香港カップ(芝2000メートル)3連覇を狙っている。陣営は早くも来年の予定も発表。そのローテーションに日本人ファンから驚きの声が上がっている。 【動画】「彼は特別」 前哨戦で圧勝したロマンチックウォリアーの映像 今春に来日し、安田記念で日本の有力馬を退けてG1タイトルを増やしたロマンチックウォリアー。今秋は地元で行われた前哨戦のG2ジョッキークラブカップを快勝。香港カップでG1通算9勝目を狙う。香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」はダニー・シャム調教師が語った来年のローテーションを紹介した。 「ベテランのハンドラーが、2月のG1サウジカップが今季『最も重要なレース』と語る」との小見出しの記事では「彼は中東のダートで未知の領域に足を踏み入れる可能性がある」「シャティンでオールウェザーでのトライアルを終え、シャム調教師はロマンチックウォリアーの今シーズンの目標を、G1サウジカップ(ダート1800メートル)とG1ドバイワールドカップ(ダート2000メートル)に絞った」と、7歳を迎える来年に初めてダートのレースに出走することを明かしている。 すでに準備を進めているようで、11月のジョッキークラブカップ前には「彼をドバイとサウジに出場させる計画があるので、ダートでパシファイアーを被せて、それが役に立つかどうか試してみたかったのです」とシャム師は証言。「ロマンチックウォリアーは特別な馬で、サウジカップは最も重要なレースです。優勝はできないかもしれないけど、4位以内に入れば大きな功績になるでしょう」とやや控えめだが、未知の領域への挑戦に意欲的だ。 このローテーションは日本の競馬ファンにとっても衝撃のようで、ネット上では「え!中東行く予定なの?」「ダート使うってマジ?」「通用するかなぁ」「ダートで同じパフォーマンス出せるのか」「いくら芝馬でも2、3月の中東遠征するのはむしろ自然な流れ」「稼げる可能性があるのに、行かないという選択肢がない方がおかしい」と意見が続出。香港カップでの結果だけでなく、中距離最強馬の今後に注目が集まる。
THE ANSWER編集部