東京V新戦力8人が新体制会見…平川怜「もう一度本気で、覚悟を持ってプレーできるチーム」
東京ヴェルディは7日に味の素スタジアムで新体制発表会見を行った。16年ぶりJ1リーグで6位で残留を果たした東京Vは、8人の新加入選手が登壇した。 【写真】福田師王が大胆イメチェン「ライオンじゃん」「圧倒的金ピカ」 新シーズンではJ1定着のチーム作り、そしてACL出場を掲げる東京Vは8人が新加入となった。DF鈴木海音(←磐田)、MF平川怜(←磐田)、MF福田湧矢(←G大阪)、GK馬渡洋樹(←湘南)の4人が完全移籍。DF内田陽介(←明治大)、FW熊取谷一星(←明治大)、MF新井悠太(←東洋大)の3人が大卒での加入。MF川村楽人(←東京Vユース)がトップ昇格となった。 ●DF鈴木海音(←磐田) 「自分にとって大きな決断をしたと思っている。その覚悟をピッチで示せたら。磐田に長く在籍していた山田大記選手や松原(后)選手に少し相談した。だけど、決めたのは自分自身。最後は自分の意志で決断した」 「(東京Vは)ハイラインでボールを前から奪いに行くイメージ。そのなかでインターセプトや前に飛び出てボールを奪いに行くことが自分の武器でもある。ゴール前でのシュートブロックやシンプルな競り合いでももっと勝てるように成長したい。まだまだ成長できる、どんどん海外に行ってほしいという言葉を頂いた。もっと成長しなければいけないと思ったし、海外に行きたいという気持ちもあったので決めた。去年、磐田で15番を着けていた。以前15番を着けていた伊藤洋輝選手(バイエルン)が小学生のときからの憧れというか、目標にしている存在。自分もああいう選手になりたいと思っていたので、今年も15番を着けたいと思った」 ●MF平川怜(←磐田) 「相談とかせずに自分で決めた。覚悟を持って戦えるのがこのクラブだと思った。歳の近い選手の躍動を見て、このチームだったら自分も活躍できるんじゃないかと思った。自分自身サッカー人生を振り返って、もう一度本気で、覚悟を持ってプレーできるのはこのチームだと思った」 「中盤で周りの選手とうまくコンビネーションが作れるところで、自分の良さが発揮できる。攻守にもっと躍動感があるようなプレーができるようにやっていきたい。昨シーズンはあまり結果を残せなかった。熊本のときのような輝きを取り戻してほしいと言われて、それがこのチームだったらできると言われた。(16番は)初めて着ける番号。いい番号になるようにがんばりたい」 ●MF福田湧矢(←G大阪) 「自分のサッカー人生のすべてを懸けて、ヴェルディのためにがんばる。プレースタイル的にもめちゃくちゃ合うと思った。持ち味は運動量、ドリブル、守備、対人の1対1。たくさん色んな熱い言葉を頂いて決めた。(背番号は)14番が大好きなので14番にした」 ●GK馬渡洋樹(←湘南) 「チーム全体は若いけど、若さで負けないようにがんばりたい。ヴェルディにいた選手や、在籍していた湘南のGKコーチの油原(丈著)さん、そういった方たちから話を聞いた。新たな地で出場機会を掴もうと強い意志で決断した。今年31歳で若くない。ここからレギュラーを掴んでいきたい」 「敵チームから見ていて、ヴェルディは若くて走れて戦うチームという印象。守備のところはGKからもっと喋りながら、守れるところはコミュニケーションを取る。攻撃の面では足元が得意なので、GKから攻撃できるようなプレーを見せたい。いろんなチームを見てきて自分が経験したことを還元してほしいと言われた。まだ成長できるそんなクラブだと伝えてくれた。まだまだ成長したい。今までのチームで21番を着けていたが、長沢(祐弥)選手が着けていたので(笑)。空いていた31番にした」 ●DF内田陽介(←明治大) 「親に相談して、自分が決めた道ならなんでもいいと言われた。自分の決断で東京ヴェルディに加入した。運動量、球際、対人は生かしていけると感じている。その武器を伸ばしつつ、短所をヴェルディで伸ばしていけたら。大学でやってきたことをそのまま出してほしいと江尻(篤彦強化部長)さんに言われた。大学生活でやってきたことを全面に東京ヴェルディで出していきたい。(背番号は)自分で選んだわけではなく、電話で26番でいいかと言われたので、はいと」 ●FW熊取谷一星(←明治大) 「持ち味はハードワーク。どこにでも顔を出して、最後はゴール前でアシストやゴールという仕事をすることだと思っている。さらに伸ばしたいところはハードワークやベースの部分を追求していくことと、ゴール前の質を上げていきたい。江尻さんから明治でやってきたことをそのまま発揮してくれと言われた。それをベースにさらに進化させていきたい。(25番は)自分も内田と同じような感じ(電話)だった。この背番号の価値を高めていきたい」 ●MF新井悠太(←東洋大) 「父親に相談したが、この決断をしたのは迷うのがとても苦手で、迷うくらいなら突き進もうと思って決断した。ストロングは攻守における推進力。これからもっと強度を出して、かつ結果を残せれば。城福(浩監督)さんがおっしゃっていた一試合一試合一緒につなぎ、全選手が目標に向かって全部出し切ってつなぐというコンセプトに惹かれた。個人的に4番が好きなので、背番号は引き続き40という番号にした」 ●MF川村楽人(←東京Vユース) 「家族や色んな人に話を聞いたけど、昇格したいと思っていたので最後に決めたのは自分。この決断は間違っていなかったと思っている。攻撃にストロングがあると思っていて、サイドでの1対1、左右のシュートは武器。さらにレベルアップして、試合で勝たせられる選手になりたい。ヴェルディはハードワークができるチーム。ハードワークを身に着けていきたい。(クラブからは)常に上に行くことを考えろと言ってもらえた。レベルアップしてクラブを象徴する選手になれればと思って覚悟を持って昇格した。(背番号は30に)決まっていた(笑)。でも、何番でもいいプレーができるようにがんばりたい」