めんつゆの濃縮タイプの倍数は水の量ではない ストレートとの違いは? 選び方のコツを栄養士が解説
ほかの料理の調味料としても使うなら濃縮タイプ
めんつゆを調味料として麺以外にも使うのであれば、濃縮タイプのほうが使いやすいです。ストレートタイプは、麺のつゆとしてはそのまま使えて便利ですが、ほかの料理の調味料として使うとなると、多くの場合、ぼんやりした味になってしまいます。 濃縮タイプのめんつゆは、料理の味が決まりやすいところが便利です。たとえば、親子丼や炊き込みご飯、和風パスタ、だし巻き卵など、だしをきかせたしょうゆ味の料理に使うとおいしくできます。 また、煮浸しや煮物、きんぴら、炒め物の味つけも手軽に。めんつゆにオイルと柑橘系のユズやレモン果汁をプラスすると、さっぱりとした味わいの和風ドレッシングになります。サラダのほか、冷奴にも合いますよ。
開封後の賞味期限が長いのは?
開封前のめんつゆの賞味期限は、だいたい1年程度です。しかし、いったん開封すると、冷蔵保存でも鮮度が落ちるのが早い特徴があります。製品によって違いがありますが、「開封後はお早めに」と記載されており、ストレートタイプであれば3日以内に使い切ることが推奨されています。 2倍濃縮タイプであれば、2週間前後、3倍濃縮タイプであれば3週間程度です。これは、ストレートの方が塩分や糖分、アルコールなどの添加が少ないためです。 使い切るのが難しい場合は、冷凍保存もできます。ジッパー付きの冷凍専用の保存袋や小さめの冷凍容器などに入れて小分けにして凍らせておくと便利です。製氷皿を用いると、使いたい分だけを取り出して使えるのでいいでしょう。
Hint-Pot編集部