バナータオルを持つ島田麻央（提供写真）

〝人気沸騰中〟だ。フィギュアスケートの全日本選手権初日（20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム）、女子ショートプログラム（SP）は島田麻央（16＝木下グループ）が国際スケート連盟非公認ながらも、自己ベストを上回る75・58点で2位につけた。 　大技のトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）は回転不足の判定を受けたが、全てのジャンプを着氷させるなど、安定した演技を披露。世界女王・坂本花織（シスメックス）に次ぐハイスコアに「大きなミスなく滑ることができてすごくうれしかった」と声を弾ませた。 　今大会では、シニア勢と対等に戦う島田を応援するファンへ向けてバナータオルを限定販売。すでにほぼ完売しており、マネジメント担当者は「もともと商品化の予定はなかったが、ジュニアグランプリファイナルで関係者がタオルを持っていたところ、ファンのみなさまからの問い合わせが多くあり、急きょ数量限定で発売させていただくことになった。一度に10枚ご購入くださった方もいた。友人に配って〝布教〟していただけるそうです」と反響の大きさに驚いている。 　その島田は今大会で優勝すれば、名前の由来となった浅田真央と同じ16歳での頂点取りとなる。それでも、本人は「優勝したい大会というよりも、本当に一番目標にしているところに行くまでの通過点だと思っている」と平常心を強調。あくまで自然体で22日のフリーに挑む構えだ。