【アリ?ナシ?】中学受験で学校を休ませる?迷ったときに考えたいポイント3つ
2024年になり、中学受験も首都圏では埼玉を皮切りに、千葉そして2月1日は東京都と神奈川県の受験解禁日と続きます。 【画像】学校を休ませるかどうかの判断は難しい 一方近畿圏では1月の第2土曜日が解禁日のため2024年は1月13日(土)からスタートしました。 このように、中学受験の本番は短期間で合否が決まるため受験生のいる家庭では子どもだけでなく家族全員が体調不良にならないよう細心の注意を払う日々が続きます。また、こうした感染予防という観点だけでなく、直前期に学習時間を確保するために学校を休ませるかどうか悩む方も少なくないです。 そこで今回は、中学受験に向けて学校を休ませるメリットとデメリットを考えていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
中学受験で学校を休ませるメリットは3つ
住んでいる地域によって中学受験のスケジュールは異なりますし、受験校の検討や出願などを含めれば長期戦ではありますが、実際の受験から結果が出るまでの期間は短く、オンライン出願の浸透で予定していなかった学校を急遽受けることもあります。 高校受験や大学受験以上に慌ただしくなりやすい受験です。こうした現状を踏まえ、学校を休ませるメリットは以下の3つになります。 ・感染予防になる ・受験に関する話を学校でしないで済む ・最後の追い込みとして勉強時間が確保できる いかがでしょうか。次ではそれぞれのポイントの詳細について見ていきましょう。
中学校受験で学校を休ませるメリットの考察
それでは、ここから3つのメリットを説明していきます。 ●【メリット1】感染予防になる 受験期は感染症が流行する時期と重なるため、家族全員が例年以上に予防を心がけるようになります。学校は集団生活の場であり学校内で流行している時は感染症リスクと隣り合わせです。 感染してしまうと体調回復までに時間を要するため、10日間から2週間程度は元気な頃のようなペースで勉強することができなくなります。 中学受験は短期集中で受験したら翌日または二日後に受験が控えていることも珍しくなく、「可能な限り病気になるのを防ぎたい」「子どもが感染症になったらどうしようかと不安を感じている」というときは集団生活の場でもある学校への登校を控える選択肢はありです。 筆者の子ども達も中学受験をする際は「感染症が流行して不安を感じていたら休んでも良い」と伝えておきました。長子の受験の時は2020年度とコロナ禍の真っ只中ということもあり、学校内もクラスも予防徹底をしていたので休む選択肢をしませんでした。 次子の中学受験となった2022年度の冬はコロナが大流行しており直前に感染。学習量は減りましたが、回復後は親の心配をよそに学習量を一気に戻して合格を勝ち取ることができました。 ●【メリット2】受験に関する話を学校でしないで済む 受験者が多い地域ですと「どこを受けるか」と探りを入れられることもあります。 どこの学校を受験するか口にすることは噂など要らぬトラブルを招くこともあるため出来れば控えることが良いのですが、親から言われて聞いてくる子や、周囲がどこを受けるか気になって探りをいれる子もいます。 残り少ない学校生活を心穏やかに過ごそうと思っていても、ドロドロした雰囲気になれば受験への影響も避けられません。 直接中学受験とは関係ありませんが、筆者の次子のクラス内では性別問わずLINEで根も葉もない噂話をすることが流行っており、精神的に疲れ切っていました。本人も登校を渋っていたため、卒業式近くの二週間は毎週1~2日程度休ませていました。 子どもが元気そうでも無理をしている可能性があり、息抜きや精神的なストレスを緩和させることも時には必要です。感染予防以上に精神のケアやコントロールは難しく、今でも休ませてよかったと感じています。 ●【メリット3】最後の追い込みとして勉強時間が確保できる さて、感染症予防やストレス軽減の他にも、学校に行かないことで平日に最後の追い込みとなる学習時間を確保することができます。 登校が朝の8時で下校時間が午後3時過ぎと考えると「7時間」になり、休憩や食事時間を除くと5時間から6時間程度を勉強に充てることができます。 学校に行かずに家で勉強したいと子どもが強く要望している場合は、学校を休ませる日の管理をしてみることも検討する価値はあります。