松坂桃李、松たか子&多部未華子の弟役「幸せな時間でした」 雑に扱われるも「居心地よかった」
TBSの新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』(2025年1月2日21:00~)の制作発表会見が10日、東京・赤坂の同局で行われ、主演の松たか子をはじめ、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクが出席した。 【写真】松たか子&多部未華子&松坂桃李の3姉弟ショットほか(全15枚)
■“長女”松たか子「こんな素敵な妹弟がいてうれしいなと」 野木亜紀子氏が脚本を手掛ける本作は、“家族の在り方”を描く新時代のホームドラマ。鎌倉に住む渋谷葉子(松たか子)、都子(多部未華子)、潮(松坂桃李)の3姉弟は、“人生”という旅路の分岐点を迎え、それまでの「3人での幸せ」から、「それぞれの幸せ」と向き合っていく。 渋谷家の家長として鎌倉の実家に暮らしている長女・葉子役の松は「とても温かいドラマができました。現代の家族の形、人との形を優しく伝えられるようなドラマになっていると思います」と紹介。「本当に面白い素敵な本で、声をかけてもらえることはとってもラッキーだと思いました」と本作への参加を喜んだ。 また、松は「私自身は末っ子で、上2人がいろいろやって怒られているのを見て、ああやったら怒られると思いながらこそこそ育ってきて、お姉ちゃん気質が自分にある自信もなかったので、こんな素敵な妹弟がいてうれしいなと思いながら、そう見えてくれるかなってちょっとドキドキしていました。お姉ちゃんってどんなだろうと思い描きながらすごく幸せな長女デイズでした」と振り返った。 ■“弟”松坂桃李を雑に扱う“次女”多部未華子「しっくりきた」 職を変え、居場所を変えふらふらしている次女・都子役の多部は「とても贅沢で幸せな作品に参加させていただけて、とても幸せな時間を過ごさせていただきました」としみじみ。渋谷家の家事全般を担当している末っ子の潮役を演じた松坂は「僕自身、姉と妹の女兄弟に挟まれて育ったので、潮という役をいただいた時に、自分の中で全く違和感がなかったというか、何よりこのお二人の中で末っ子役ということで、本当に居心地がよく幸せな時間でした」と語った。 そして、多部が「私自身は弟はいないんですけど、弟を雑に道具のように扱う都子の性格が好きでした」と述べ、弟役の松坂について「いろんな間柄をやりましたが一番しっくりきました」と話すと、松坂も「僕もすごく思いました」と同調。多部は「雑な感じで楽しかったです」と笑った。 さらに松坂は、松と多部が姉役ということに「本当に贅沢すぎる。どれだけ雑に扱われても居心地がよかったです」とうれしそうに話し、「自分の話題が出ないように会話していく感じが、僕自身の姉と妹と会話をするときの感覚と似ていて、なるべく自分の話題が出ないように話を進めていく感じ。自分の話題が出たときは口数が減って早く話をそらそうとする感じが、何の違和感も感じなかったです」と役に共感。「役作りはある種出来上がっていました。姉と妹の間で育っていた感じだったので」と話していた。