休場の尊富士「右足関節外側靱帯損傷」で全治3週間 朝乃山は「右膝関節内側側副靱帯損傷」
日本相撲協会は12日、夏場所初日から休場となった幕内尊富士(25=伊勢ケ浜)の診断書を「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で約3週間の休業を要する見込み」と公表した。具体的な箇所として「右前下脛腓靱帯損傷」と記載。110年ぶりの新入幕優勝を果たした春場所14日目の朝乃山戦で痛めた直後は、全治6週間と診断されていた。 【写真】母の石岡桃子さんと笑顔で話す尊富士 初優勝の翌場所に初日から休場するのは1992年(平4)名古屋場所の曙以来32年ぶり。東前頭6枚目の今場所は全休する見通しで、来場所の十両転落も濃厚な状況だ。 同じく初日からの休場となった小結朝乃山(30=高砂)は「右膝関節内側側副靱帯損傷により、約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。4月下旬の春巡業で負傷して苦渋の決断。今場所は約3年ぶりに三役に戻り、大関復帰への足がかりが期待されていた。