17日、中東・レバノンの武装組織「ヒズボラ」の戦闘員が所持するポケベルのような通信機器が次々と爆発し、子ども2人を含む12人が死亡し、約2800人がケガをしました。この事件にはどんな背景があるのでしょうか。 　　　　　　◇ 被害が出たのは、「ヒズボラ」というレバノンを拠点に活動する武装組織です。 誰が「ヒズボラ」を狙ったのかというと、世界最強ともいわれるイスラエルの諜報機関の一つ「モサド」が関与したのではないかとアメリカメディアなどが報じています。 「ヒズボラ」の背後にはイランがいて、支援しています。イランとイスラエルといえば、去年から、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐって対立が激しくなっています。 これをきっかけに、イランが支えるヒズボラとイスラエルも、直接、戦火を交える事態となっていて、そのさなかに今回の事件が起きました。 　　　　　◇ レバノンでは18日にも、新たな爆発がありました。ロイター通信はイスラム教シーア派組織・ヒズボラが使用していたポケベルとは別の通信機器が爆発したとも伝えていて、死傷者がさらに増える可能性があります。 ※詳しくは動画をご覧ください。（9月18日放送『news zero』より）