【ラグビー】京産大が関西春季トーナメント3連覇。廣瀬監督「4年間で一番順調」
関西大学春季トーナメントの順位決定戦が7月7日に天理親里競技場でおこなわれ、決勝では京産大が関西学院大を73-49で破った。 3年連続5度目の優勝を決めた。 秋のリーグ戦も3連覇中の関西王者は、前半のうちに力関係をはっきりさせた。 先制トライは開始2分だ。 ラインアウトからのアタックで、SH土永旭が逆目に展開。SO吉本大悟がCTB藤本凌聖へのフラットなパスを通し、藤本はそのままラインブレイク、ゴールラインを割った。 直後に7-7と同点にされたが、8分には敵陣ゴール前での相手ボールスクラムを猛プッシュ。ボールを奪い、NO8シオネ・ポルテレがインゴールにボールを置いた。 その4分後には、今度はモールを起点にしたLOソロモネ・フナキのトライでリードを広げる(19-7)。 4分にはキックパスでWTB武藤航生のトライをアシストするなど攻守に躍動したCTB川村祐太のトライで21分に再び点差を縮められるも、以降はトライを重ねた。
23分、FB辻野隼大の仕掛けから連続攻撃で崩し、最後はNO8ポルテレがゴールラインを越える。 31分には攻め込まれながらも、WTB西浩斗が値千金のインターセプトを決めてスコアを33-14とした。 WTB西はその直後にもディフェンスで貢献。ジャッカルでピンチをチャンスに変え、まもなくLOフナキが2トライ目を挙げた。 さらにトライを奪って45-21で迎えた後半も、京産大の猛攻は止まらず。6分にはNO8ポルテレが5トライ目を記録するなど、3連続トライで試合を決めた。 4季目を迎える京産大の廣瀬佳司監督は、「まだまだ課題はある」としながら「この4年で一番順調に来ていると思う」と手応えを口にした。 一方、アタックの強化を進めてきた関西学院大は自陣深くでのパスミスなどで苦しんだが、21-66とされた後半13分から3連続トライを挙げるなどその成果を示す。しかし、失11トライで逆転には遠く及ばなかった。