助演男優賞に決まり、ポーズをとる浅野忠信（ＡＰ）

　第８２回米ゴールデングローブ賞の発表・授賞式が５日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれた。俳優・真田広之（６４）が、主演・プロデューサーを務めた米配信ドラマ「ＳＨＯＧＵＮ　将軍」（ディズニープラスで配信中）でテレビドラマ部門の主演男優賞を日本人として初めて受賞した。同作はテレビドラマ部門の作品賞のほか、アンナ・サワイ（３２）が主演女優賞、浅野忠信（５１）が助演男優賞を受賞し、計４冠となった。 　名前が呼ばれた瞬間、興奮を隠せなかった。浅野はステージに上がると英語で「みんな知らないと思うけど、日本から来た俳優です。名前は浅野忠信です」と自己紹介。「サンキューソーマッチ！」と２回続けた。 　多忙なスケジュールの合間を縫って渡米。授賞式当日に帰国便に乗り、翌朝から映画の撮影に臨むという弾丸日程のかいあっての受賞となった。昨年のエミー賞ではノミネートされながら「１８冠」に加われず寂しい思いをしただけに、喜びもひとしおだ。 　「この賞は私にとって、とても大きなプレゼント。とても幸せ」とまくしたて両手でガッツポーズを見せると、会場からは盛大な拍手と歓声が。受賞後に日本の若い俳優に向けたメッセージを問われ「僕でもできるんだから、みんなも絶対できる。『とりあえずやっちゃえば』という感じですね」と後進に期待した。