2025年に「扶養」が廃止!? 年収の壁が「70万円」まで下がったとき、どう働くのがベストなのか解説
年収の壁はいくらになるのか
2024年1月時点において社会保険の「年収の壁」は106万円と130万円ですが、2025年にはこれが下げられる可能性があるといわれています。いくらになるのかは現時点においては分かりませんが、社会保険料の標準報酬月額の最低額が5万8000円であることから、70万円ほどではないかと予想する向きも多いです。 2025年以降も扶養でい続けようと思う場合、月6万円弱しか稼げないことになります。年収130万円の壁で働いている人は収入が半減してしまいますね。 ただし、2025年にいきなり扶養廃止は考えにくいです。いずれ廃止されるにしても、年数をかけて段階的に行われると予想されます。
70万円超働くなら84万円稼いでトントン
もし年収の壁が70万円になる場合、年収70万円にかかる社会保険料は約14万円(東京都在住、介護保険第2号被保険者に該当する場合)です。年収70万円を超えるのであれば、年収84万円以上稼がなければ手取りを増やすことができません。
まとめ
2025年には社会保険の扶養制度が何らかの形で改正される可能性が高いと考えられます。年収の壁が下がるかもしれません。もし年収の壁が70万円になった場合、「年収を下げて扶養を維持する」、または「年収の壁を突破して社会保険料を負担する」の選択を迫られる状況になる人は多いでしょう。自分はどうするのか、今から考えておいた方がよさそうです。 出典 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 厚生労働省から法律改正のお知らせ 厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ 全国健康保険協会 令和5年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部