風間俊介「いつもなにか背負っていますよね(笑)」視聴者を戦慄させた坂元裕二作品のセリフ「ごはん、まだかな」
今年5月に発表された「役者のドラマ出演ランキング」(ニホンモニター)で6位にランクインしたとおり、いまやテレビドラマに欠かせない存在である俳優の風間俊介さん。好青年から良心のない殺人鬼まで、自由自在に“人間”を演じ視聴者にそのつど印象的な余韻を残してくれる風間さんの、THE CHANGEとは。【第5回/全5回】 ■【画像】かわいい!風間俊介さんが砂時計と戯れるお茶目ショット■ 2018年10月から『ZIP!』(日本テレビ系)月曜メインパーソナリティーを努め、NHKでは2016年のリオデジャネイロパラリンピック、2018年の平昌パラリンピック、そして今年のパリパラリンピックでも現地レポーターを努めた、風間俊介さん(41)。そうした番組に出演するときの風間さんは爽やかな印象が強いが、今日はダークなスタイリングで表情もいつになくクールだ。それはご本人も自覚しているようで、 「いまの感じは、朝の番組とはちがいますよね。いつもお世話になっているヘアメイクさんに夜の番組で会うと、“やっと髪の毛で遊べるー!”と言われることもあります」と笑う。 陰と陽の風間さんがいるなら、今日はまぎれもなく陰。それは、11月30日から全国での上演が開始される、自身3年ぶりの単独主演舞台『モンスター』についての取材だからである。風間さんが演じるのは、深い闇を抱える新人教師・トム。風間さんと対峙するのは、若手実力派俳優の松岡広大さん(27)。母親を自死で亡くして祖母と暮らすも、複雑な家庭環境からか不規則な言動を繰り返し、周囲にひりつくような緊張感を与える14歳の少年・ダリルの役を担う。 「東京公演は新国立劇場で上演しますが、そこでやるのにぴったりな作品だと思います。というのも、僕自身が新国立劇場へ舞台を観に行くときって、“楽しかったー! 明日もがんばろう!”みたいな爽快さを求めていないんです。どこか自問自答したいときや、教養のような栄養素を求めたいときに行くことが多くて」