センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/3 /栃木
◇中軸での長打を期待 作新学院 斎藤綾介一塁手(2年) 中軸での活躍が期待される長距離打者だ。 中学時代はボーイズリーグでプレー。3年生だった2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大し、大会の中止や縮小が続いた。「高校に行っても野球の大会に参加できるのかな」と不安が募ったが、野球に加え礼儀やマナーに関して評判の良い作新学院なら「人間として成長できるはず」と進路を決めた。 昨秋の関東大会では、1回戦で本塁打を放ったものの、続く専大松戸戦では最速150キロ超の右腕・平野大地投手に歯が立たず、この冬は全国レベルの速球に対応するため下半身強化に取り組んできた。「自分が打たないと甲子園では勝てない」と気合を入れる。さくら市立氏家中出身。176センチ、86キロ。【井上知大】 ◇集中力を磨き手応え 石橋 近藤祐真一塁手(2年) 昨秋の県大会準決勝では五回表の好機で三振を喫した。「次の回で流れが変わって負けてしまった。自分が打てていれば」と今も悔やむ。以降の練習では一球を丁寧にするよう心がけ、集中力を磨いた。「試合でも『打たなきゃ』ではなく『打てるから大丈夫』と思えるようになった」と手応えを感じている。 昨夏は先頭打者、秋は3番を任された。「ずっと期待してもらっていることがうれしい。気合が入る」と笑顔を見せる。一方、うまくいかないと気落ちし、福田博之監督に注意されることも多い。「投手に近いポジションにいる。凡退してもぐっとこらえて、チームのために声を絶やさないようにしたい」。大田原市立親園中出身。178センチ、76キロ。【鴨田玲奈】 =つづく