「モノづくりの町」から「人の住む街」へ 広島が誇る世界ナンバーワンの企業が目指す街づくりとは!?【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。地方創生をお伝えする宮脇靖知アナウンサーが、船のポンプをつくる会社が目指す「カラフルな街づくり」をプレゼンします。 【動画】カラフルな街へ スパイラルガーデン大州【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島市南区大州にある『シンコー』は、船のポンプやタービンなどの世界シェアナンバーワンの企業で、モノづくりの町を体現する会社の1つです。
シンコーが手掛ける「街づくり」の仕掛け人は、グループ会社で不動産部門を担当する拓興産の田中慎一郎さんです。田中さんは「この辺りは、工業の町から人が住む街へと変わりつつある」と言います。イメージとしては、灰色だった工業のイメージからカラフルなイメージを、この街づくりで体現していきたいそうです。
街作りを目指す大州を中心とした商圏3km圏内では、世帯数・居住者ともに近年増加しています。田中さんは「工場が郊外へ移転したことで空スペースができ、マンションができることで、世帯や住民が徐々に増えてきている」と言います。実際に、子どもを育てる若い世代が多くなっているそうです。
大州通りに面した街『Spiral Garden OHZU』のイメージは、中央スペースに定期的に開催されるマルシェが並ぶ、昔ながらの商店街です。
『Spiral Garden OHZU』はプレオープンが11月16日で、グランドオープンが11月23日の予定です。敷地はおよそ5000平方メートルで、テナントは26区画におよそ40店舗入ります。着々と工事が進んでおり「オープンに間に合うのでは」と田中さんは話していました。
過去に違う場所で3度マルシェを開催しており、生産者や住民、さらには料理人が一緒に「どのような街を作っていくか」と考えてきました。それを体現したいのが『Spiral Garden OHZU』です。
『Spiral Garden OHZU』には『循環』というテーマがあります。マルシェで様々な食材を手に入れて、施設内にあるキッチンスペースに持ち込んで料理教室を開催したり、あるいは料理人がレシピを開発し、そのレシピで作った料理をウェディングもできる施設内のガーデンで提供することができます。また、農園も作る予定で、いずれは農園でできたものを使用して料理教室を開き、そこでできた料理をマルシェで提供するというような『循環』を、この場所で生んでいこうとしています。