NPBで1軍登板なしも米復帰で花を咲かせるか ドミニカ出身27歳の“苦労人”右腕が「成功するカギ」は
今季ロッテに所属し、1軍で1試合も登板せずに退団した助っ人のジュニオール・フェルナンデスが現地時間12月21日(日本時間22日)、ロイヤルズとマイナー契約を結んだと発表した。 【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希のピッチングの映像 ドミニカ共和国出身の27歳は、2019年にカージナルスでメジャーデビューしたが、2022年にメジャー40人枠から外れるDFAとなってパイレーツへ移籍。その後はヤンキース、ブルージェイズのマイナーでプレーし、今季ロッテに加入したものの、ファームで2試合登板した後で「右鎖骨遠位端融解症」と診断された。 手術後の7月にウエーバー公示された右腕について、米移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』は「(来年)28歳でシーズンを迎えるフェルナンデスは、ロイヤルズでメジャー復帰を目指すだろう。成功するかどうかは、おそらく彼の健康状態と球速にかかっている」と記した。 それでも「2022年、フェルナンデスは平均球速99マイル(約159.3キロ)近くを記録し、シンカーとフォーシームの両方で定期的に時速100マイル(約160.9キロ)を超えていた」と伝え、コントロールに難はあるものの、速球に魅力を感じさせる投手だと期待した。 さらに「ロイヤルズはおそらく彼が今冬投げているドミニカのリーグでスカウトしたのだろう。 14イニングで防御率6.43、与四球率16.2%という成績にもかかわらず、2025年シーズンのブルペン陣の補強として彼を獲得するほど、チームは彼の実力を気に入ったに違いない」とした。苦労人の右腕がロイヤルズで花を咲かせることができるか、注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]