『太陽にほえろ!』脚本を担当 大山のぶ代さん ドラえもんだけでない多彩な才能 学校長、料理研究家など
国民的キャラクター『ドラえもん』の声を約26年にわたって務め、人気を博した声優の大山のぶ代さんが亡くなりました。90歳でした。ドラえもんの声優として名をはせましたが、声優以外にも、たくさんの肩書で活躍していた経歴を振り返ります。 【画像】90歳で亡くなった大山のぶ代さん 夫・砂川啓介さんと乗り越えてきた“病との闘い” 1954年俳優座養成所、第6期生に合格し、俳優としてのキャリアをスタートさせた大山さん。ドラマ『フジ三太郎』や『水戸黄門』、『子連れ狼』(第3期)、『江戸を斬る』(Ⅲ~Ⅵ)、『高原へいらっしゃい』、ミュージカル『孫悟空』、など、数々のドラマや舞台、映画に出演しました。
俳優としてだけでなく、テレビ番組『ウィークエンダー』では、リポーターとして出演し、人気ドラマ『太陽にほえろ!』では、129話、154話、189話、289話、319話で脚本を担当しました。 さらに、歌手としても『ドラえもん音頭』でミリオンセラーを達成したといいます。 また、料理研究家としても知られ、1981年に刊行された『大山のぶ代のおもしろ酒肴』は136万部以上のベストセラーを記録しています。 2005年に、約26年務めた『ドラえもん』の声を降板してからも、2007年には、『音響芸術専門学校』の学校長に就任。『声優・アナウンス専門課程』の授業を数多く担当し、精力的に教育活動に取り組んでいたといいます。