「勝つために、自分たちのやり方に固執しなかった」女王の5連覇を食い止める“激勝”を手繰り寄せた、指揮官の決断|女子フットサル
相手が距離を詰めてきたので、ダイレクトで打った
●SWHレディース西宮|尾川奈穂 ──試合を振り返って。 まずは勝ち点3を取ることができて、率直にうれしい気持ちです。ただ、まだ残り1節が残っているので、そこを勝ち切るという目標は残っています。 プレーについては、浦安は個人が強いので、自分たちは組織的な守備に力を入れて挑みました。それでも失点を重ねてしまいましたが、得点で上回ることができて良かったです。 ──ご自身のゴールを振り返ってください。 四井(沙樹)と自分が相手と2対1の状態で、フリーでボールを受けました。その時にGKが出てきたのが見えていたので、右足で巻いて蹴ればゴールに入るかなとイメージしていました。 でも思ったよりボールが左にきたので……最後は特に狙わず、思い切り打ちました(笑)。トラップをしていたら距離を詰められるので、ダイレクトの選択をしました。 ──ゴールを決めた瞬間の気持ちは? 最近はずっと点を決められていなかったですし、浦安という特別な相手だったので、シンプルにはなりますがうれしかったです。 ──今週は自分たちのスタイルとは異なる戦い方になりましたが、選手としてはどんな気持ちで1週間練習に取り組んでいましたか? チームとして同じ目線になって、やるからには徹底しよう、と。勝つことだけを考えて取り組んだので、特に違和感はありませんでした。 ──次節に向けての意気込みをお願いします。 今日は今日で喜んでいいと思いますが、1カ月空いて次の試合があります。すみだは前節引き分けた相手ですし、優勝をつかむまであと1勝なので、残りの期間でチーム一丸となって勝ちにいきたいです。