大谷翔平、驚異の「.833」地区シリーズ突破へ頼もしい数字 ド軍史上“2番目”の大勝で「逆王手」かける
ドジャースの大谷翔平が現地時間10月9日(日本時間10日)、敵地でパドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場し、3打数1安打1打点の成績だった。チームは8‐0で勝利し、2勝2敗のタイとなって、リーグ優勝決定シリーズ進出をかけた勝負の行方は11日(同12日)の第5戦にもつれ込むことになった。 【動画】負けられない一戦!大谷翔平が右前適時打を放つシーン 負ければ終わりの一戦で大谷の打棒がさく裂した。1‐0で迎えた2回二死一・三塁の第2打席、ディラン・シースの初球の外角スライダーを見事に捉えて右前適時打。大谷は感情を爆発させ、一塁ベース上で右腕を振り上げて吠えた。 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで、「ショウヘイ・オオタニは、得点圏に走者がいるときはチートコードだ」と称え、「レギュラーシーズンに遡ると、オオタニは(得点圏での)直近18打席中15安打を記録している」と伝えた。 大谷は9月19日(同20日)のマーリンズ戦で「50‐50」を達成した試合から得点圏打率は「.833」と、驚異の勝負強さを発揮。地区シリーズ突破へ頼もしい数字だ。 ドジャースはこの回、さらにムーキー・ベッツの適時打で3‐0とすると、5回にはウィル・スミスの2ラン、7回にはトミー・エドマンのスクイズ、ギャビン・ラックスの2ランも飛び出して12安打8得点を挙げて大勝した。 『MLB公式』のサラ・ラングス記者は、自身のXで「この8得点での勝利は、ドジャースにとってポストシーズンでの負けたら終わりという試合で史上2番目の得点数」と紹介し、「1位は2021年リーグ優勝決定シリーズ第5戦の11-2だ」と伝えた。 第5戦はドジャースの本拠地・ドジャースタジアムに場所を移して行われる。多くのファンの前で勝利を手にすることができるか、運命の一戦に注目が集まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]